テストしてみた!『SK-400TR』の性能を徹底紹介!

Kakuhunter『SK-400TR』の秘密に迫る

~実験編~

特長編はこちらから

実験① 撹拌が難しい“長尺容器”を用い、SK-400TRの拡張された機能を検証

実験内容:拡張された公転数・自転数で条件を変え、撹拌力を比較しました
運転条件 (1)公転1000prm、自転2000rpm(公転:自転=1:2)
(2)公転1400rpm、自転1400rpm(公転:自転=1:1)
(3)公転1400rpm、自転2000rpm(公転:自転=1:1.4)

評価方法:酸化還元反応”を利用して撹拌後の透明度を目視評価しました

<<評価手順>>
【1】長尺容器 50ml シリンジに評価用撹拌液を投入し、中心付近に反応液を投入します
【2】【1】のシリンジをSK-400TRにセットし、公転自転条件を設定し、スタートします
【3】撹拌液と反応液がしっかりと混ざり合うと、酸化還元反応により無色透明に変化します
【4】シリンジ内の溶液を時系列に観察し、溶液が無色透明になった時点で撹拌完了とします

結果

SK-400TR特有の運転条件の合わせ込みにより、わずか120秒※で撹拌が完了しました。
※運転条件(3)公転1400rpm、自転2000rpm(公転:自転=1:1.4)

実験② 高粘度スラリーを生成して撹拌力を比較

実験内容:高粘度シリコーンオイルにアルミナ微粉末を撹拌し比較しました
材料 アルミナとシリコーンオイルの撹拌
容器 200mlディスポカップ
運転時間 120秒

結果

アルミナ微粉末と高粘度シリコーンオイルを撹拌する場合、ダマができやすく均一な分散は難しいですが、SK-400TRでは、従来機に比べ短時間でなめらかに仕上げることができました。

実験③ セルロースの分散性を比較

実験内容:撹拌後の沈降特性を観察し評価しました
材料 セルロース、水溶液
機種 SK-400TR
容器 400ml HDPE容器
比較対象 手撹拌、スターラー
比較方法 撹拌後の沈降特性(カップ底面から境界面までの距離)を時系列に比較

結果

SK-400TRで撹拌した場合、他の方法に比べ沈降速度が非常に遅いことから、セルロースが良く分散されていることがわかります。

実験④ 泡が抜けにくい材料による『脱泡力』の比較

実験内容:エポキシ樹脂を、「通常の容器」と脱泡することが非常に難しい
「細長い容器(シリンジ)」に充填し、それぞれで脱泡力を比較しました。
材料 エポキシ樹脂
容器 400ml HDPE容器、50ml シリンジ
機種 SK-400TR

結果

従来の回転方向(公転:時計回り・自転:反時計回り)では微小な泡が残りましたが、SK-400TRが併せ持つ新方式(公転と自転が同一方向:反時計回り)を使えば、きれいに脱泡出来ることがわかりました。


※クリックで拡大

特長編はこちらから

当社工場にて『SK-400TR』をお試しいただけます!

本ページにて紹介しましたKakuhunter『SK-400TR』は滋賀県草津市にある当社工場のデモルームにてお試しいただけます。

現在貸し出しは行っていませんが、技術者立ち合いのもと実際の材料で撹拌・脱泡のテストを行っていただけますので、ぜひこの機会にお越しください。

もっと知ってほしい!撹拌脱泡装置『Kakuhunter』

▼そもそもKakuhunterとは何か?スペック及び製品ラインナップはこちら

▼Kakuhunter『SK-400TR』を知る連載