撹拌機導入ガイド
GUIDE
01そもそも撹拌って?
「撹拌」とは、広義では流体または粉粒体をかき混ぜる操作に対する呼称ですが、
用途・目的に応じて様々な呼び方や意味があります。
ここでは、「撹拌」に関する用語についてご紹介します。
撹拌といっても目的はさまざま!
撹拌
流体または粉粒体をかき混ぜる操作のこと。
インキの調色などの液体同士や、粉同士をかき混ぜる際に用いる。
材料:印刷インキ
分散
粒子を溶媒中に、沈降や凝集をしないように均一に散らばせること。
フィラーと樹脂とを混ぜる際等に用いる。
材料:蛍光パウダー+樹脂
混錬
材料同士をよく混ぜ、練り合わせること。
ゴム等の固い材料を混ぜる際に用いる。
材料:粘土
乳化
水と油のように本来混ざらない材料同士のどちらかが、もう一方に分散し均一な状態となること。
材料:卵+油+酢
02そもそも脱泡って?
「脱泡」とは、広義では液体の材料内に混入された泡(気体)を取り除くことを指します。
脱泡の方法は様々ありますが、ここでは「遠心脱泡」と「真空脱泡」の二つの方法についてご紹介します。
脱泡には大きく2つの手法が
遠心脱泡
公転自転式撹拌脱泡装置などを用いることで、材料を公転の円周方向の容器側壁に押し付ける効果が高まり、材料内の気泡が分離することと、材料の一部が容器側壁に薄く延ばされ薄膜化することにより、脱泡ができる。
真空脱泡
真空チャンバーなどを用いてチャンバー内を真空状態にすることで、材料内の気泡の体積が膨張し浮力が増加することによって、大気圧下で放置することよりも短時間で脱泡をすることができる。
03撹拌機を
選ぶときのポイント
撹拌機によって、撹拌方式はさまざま。用途に合わせて選択する必要があります。
「どれを選んだらいいかよくわからない!」という方に、最初の1台としておすすめなのは、
多品種の材料を扱うことができる公転自転式。
短時間で撹拌と脱泡を同時に処理することができ、材料を変更するときも、容器を交換するだけ。
慣れていない方でも扱いやすい方式です。
他方式の特徴
プロペラ式
特徴とデメリット
- 撹拌に時間がかかる
- プロペラと材料が接触するため、材料にロスが生じる
- プロペラで組成がせん断されるため、材料に傷がつく
- 精密撹拌ができない
- 洗浄の必要がある
- 脱泡ができない。
3本ロール式
特徴とデメリット
- 撹拌に時間がかかる
- ロールと材料が接触するため、材料にロスが生じる
- 低粘度材料には適さない
- 洗浄の必要がある
- ローラーに巻き込まれる危険性がある
ローラー式
特徴とデメリット
- 撹拌に時間がかかる
- 撹拌時に気泡の発生や、材料の作りおきによる分離や沈降の可能性がある
- 高粘度材料には適さない
公自転式の撹拌脱泡装置を
詳しく知りたい方はこちら
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