非接触温度センサ
撹拌中の材料温度を測定・モニタリングできる、カクハンターのオプション製品です。
- 温度センサで受した温度情報をリアルタイムで表示
- 測定した温度が設定した上限や下限を超えたときに警報を表示
- 測定した温度情報をCSV形式でファイル出力可能
- 300ml/400ml/1100mlの3種類容器に対応
3つのツールがセットになった、カクハンターのオプション製品です
-
【温度センサ+送信機】
が装着された当社標準容器※1 -
【受信機】
パソコンのUSBポートに
挿入※2 -
【アプリケーション】
パソコン用グラフ描画ソフト
- 温度センサ付き容器は、300ml/400ml/1100mlの3種類をご用意しました。その他の容器への装着もお気軽にご相談ください。
- パソコンはセットに含まれておりません
こんなケースにおすすめ
・温度上昇で材料がダメージを受けてしまう
・温度上昇で材料が硬化する
・材料の組成変化や成分の揮発が生じる など
赤外線放射温度センサを用い、
非接触での材料温度をリアルタイムに測定
この製品を使うことで、撹拌脱泡装置『カクハンター』で撹拌中の材料温度を非接触で簡単に測定でき、手元のパソコンにリアルタイムで温度データが送信されます。付属のソフトをお客様のパソコンにインストールすれば、無線による温度データの取得とグラフ化が出来ます。
材料の温度変化を最大5個までモニタリング
容器内で撹拌中の材料温度を最大5個までグラフに表示可能!
設定した色がメイン画面の①に表示され、測定を開始すると②各グラフも設定した色で表示されます。
※ ①のカラーチップをクリックしても色を設定することができます。
公転自転回転数と温度上昇などの同時モニタリングが可能!
運転中に公転・自転回転数と材料の温度推移を同時にモニタリングすることが可能です。
それにより、材料特性に応じた最適な運転条件の設定が容易になります。
上限下限温度を設定すれば警報を表示
温度の上限×下限で警報設定ができます!
警報設定を行うとグラフ表示部分に上限が赤色の破線で、下限が青色の破線で表示されます。
設定の温度を超えるとモニターでお知らせ!過昇温の防止に活躍!
測定を開始し、設定温度が上限を超える(または上限と等しくなる)と①表示部の【None】の表示が【High】に、下限を超える(または下限と等しくなる)と【Low】に変化して、警報設定値を超えたことがわかります。
②設定内容表示部には、初めに設定した警報設定値(上限・下限)を表示します。
撹拌中の材料変化とその対処を施す目安
温度推移から撹拌の進み具合が推測できます
撹拌中は、初動時(A)では温度上昇が少なく、時間の経過と共に(B)、(C)と温度が上昇していきます。
やがて、材料の流動性が高まり、滞留していた材料が容器内で大きく動く瞬間がありますが、その時は撹拌が進んだと推測される地点(D)と判断できます。
その後、温度推移が安定したところが、撹拌具合を確認するタイミングです。
材料温度管理のポイント
モノづくりをする上で材料の撹拌・脱泡の品質はとても重要です。
ただ、温度上昇により、以下のような様々な課題があります。
- 温度上昇で材料がダメージを受けてしまう
- 温度上昇で材料が硬化する
- 材料の組成変化や成分の揮発が生じる など
材料特性に応じた最適な撹拌条件のご提案
- 温度推移をモニタリング
- 回転数と稼働時間をコントロール
- 容器サイズと内容量の最適化
- 冷却用のアダプター使用や装置内の排熱の工夫 など
回転数と稼働時間のコントロール、容器サイズと内容量の最適化、冷却や排熱の工夫などがありますが、「温度推移の見える化」が重要なポイントになってきます。
撹拌時の温度推移をうまくコントロールすることで品質の安定と向上につながります。
材料温度上昇を抑える対策のご提案
「非接触温度センサ」での測定から、材料温度上昇を抑える対策としては、カクハンターの「中間モード」や「セパレートコントロールシステム」、「ステップモード」など豊富な機能が有効です。
公転自転比セパレートコントロールシステムとステップモード
公転と自転の比率を可変設定できる“セパレートコントロールシステム”や、複数の異なる動作パターンの連続運転が行える“ステップモード”を組み合わせることで、さまざまな特性を持つ材料の温度抑制に幅広く対応します。
中間モード機能(SK-300SⅡのみ)
カクハンター「SK-300SII」の中間モード機能は、撹拌モードから自転の回転比率を下げることができます。
これにより撹拌熱の発生を抑制し、温度上昇に敏感な材料の撹拌脱泡にも対応します。
材料温度の「見える化」により、温度変化にデリケートな材料の「撹拌条件出し」を強力にサポート
主な用途として、材料温度制御の目安や、撹拌プロセス管理のほか、材料の量や配合間違いの検知、撹拌熱の確認と検証などに対応いたします。
主な用途
- 材料温度制御の
目安基準 - 撹拌プロセス管理
- 材料の量や
配合などの
間違いの検知 - 材料粘土差に
よる
撹拌熱の
確認と検証
『非接触温度センサ』Q&A
- 温度センサは単体で使用できますか?
- 当社のセンサはカクハンターで用いられる樹脂容器のフタに装着させるものであり、単体での使用はできません。
- 測定した温度データの出力はできますか?
- CSV形式のファイルにてダウンロードが可能です。
- 非接触温度センサの実機テストは可能ですか?
- 可能です。まずは一度お問い合わせください。
仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
センサ種別 | 赤外線放射温度センサ |
測定範囲 | 0 ~ 80℃※1 |
分解能(最少表示) | 0.1℃ |
電源 | コイン形リチウム電池 |
電池寿命(送信機) | 連続 約200時間 |
寸法 | 送信機:全高 約118mm(標準容器含む)※2 受信機:USBドングル |
質量 | 送信機:約61g(上蓋ユニット、電池含む)※2 |
測定対象材料やご使用環境等により、測定数値が変動する場合があります。
仕様内容は予告なしに変更する場合があります。
- 温度センサの性能は-40℃~+125℃となります。
- 標準容器 No.002の場合となります。
導入事例CASE STUDIES
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※上記は容積です。容積あたりの重量は材料の比重により異なります
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